- 「神棚がないとだめと言われますが、不幸がきますか?」
- 「神棚にしばらくお参りしていない!何か悪いことがありますか?」
神様をまつる場所として、新築や新規開店の際につくられることの多い神棚。
縁起を担ぐものですから、神棚をつくらなかったり、間違った方法で祀っていたら悪いことが起こるのではないか…と不安に感じる人は少なくありません。
しかし、本記事にたどり着いたあなたはラッキーよ。
本記事を読み終えたあとには、神棚に正しい知識を確実に知れるようになっています。
ズバリお答えすると、神棚を設置しないと不幸になるということはありませんが、神棚を設置するならお供え物の配置などさまざまなルールがあります。
神棚は神様を祀る神聖な場所。設置するならば、お供え物などを正しく用意する必要があるんです!
そこで本記事では、「神棚でやってはいけないことってあるの…?」と悩むあなたに向けて、以下の内容を解説していきます。
- 神棚にお供えしてはいけないものは?
- 神棚でやってはいけないこと
- 神棚へのお供え物の配置
神棚にお供えしてはいけないものは
まずは、神棚にお供えしてはいけないものをご紹介します。
神棚はとても神聖な場所であるため、何となくでお供えをしてはいけません。以下のものはお供えしないようにしてください。
- 人が食べ残したもの
- 四足の動物の肉
- お供え物のお皿に人の使ったものを使う
- 匂いの強すぎる野菜や果物
- 生もの・品質が変わってしまうもの など
なぜお供えしてはいけないのか、それぞれにきちんと理由があります。具体的にどんなものなのかもあわせて、詳しくみていきましょう。
知らないと、うっかりお供えしてしまいそうなものもあるわね。
人が食べ残したもの
人が食べ残したものを神棚にお供えするのは、神様に対して非常に失礼な行為です。
「余ってしまってもったいない」「食べてからお供えしていないことに気づいた」などの理由から、人が食べたものをお供えするのは絶対にやめてください。
神様にお供えした後にいただくのは問題ありません。そのまま捨ててしまうよりも、お供えしたものを家族と食べた方がいいとされています。
順番を間違えないように気をつけましょう。
四つ足の動物の肉
仏教には「不殺生」という考え方があり、他の生命を奪ってはいけないとされています。
なので、四つ足の動物の肉…たとえば牛や豚、馬、鹿などの肉をお供えするのはやめましょう。これらは調理してもお供えしてはいけませんので、料理のなかに使われていないか気を付けるようにしてください。そもそも、そのような肉を「穢れ」と捉えることもあるようです。
二本足の鶏肉や足のない魚は問題ありません。
お供え用のお皿は人が使っていないものを使用
お供え物に人が使ったお皿を使用するのも、神様に対して大変失礼な行為になります。一度でも人が使ったお皿は避けてください。
特別なお皿である必要なはなく、市販されている神棚用の食器で大丈夫です。神棚を設置する際には、必ず新品の食器を用意しましょう。
また、お供え物を交換する時にはお皿が汚れていたり欠けていたりしないか確認することも重要です。お供えもののお皿は、いつも清潔であるよう心がけてください。
匂いの強すぎる野菜や果物
匂いの強すぎる野菜や果物もお供え物には不向きです。ねぎ、玉ねぎ、にんにくなどを、購入したから、せっかくいただいたからといった理由でお供えしないようにしましょう。
ただし、これには地域によって違いがあるようです。東日本では先ほど例として挙げたねぎ、玉ねぎなどをお供えすることもあります(西日本では基本的にNGであることが多いとされています)。
自分の住む地域の伝統や宗教的な考え方なども予めチェックしておきたいところです。
生もの・品質が変わってしまうもの
神様にお供えするものは新鮮で清潔であることが望ましいため、生もの・品質が変わってしまうものはお供えしないようにしてください。
特に気温の高い夏場に要冷蔵のチョコレートや生魚をお供えするのは危険です。汚れや悪臭にも繋がります。
少し話は変わりますが、チョコレートやコーヒー、バナナなどの外国製のものをお供えするのは神棚にふさわしくないのではないかといった考え方もあるようです。
確かに神社の大きな神事で禁止されていることはありますが、神棚においてそれらを全面に禁止にするところあまりありません。もし気になる方がいれば、日本由来のものを選ぶといいでしょう。
神棚は家や家族を守る守り神。
失礼のないように心がけたいわね。
神棚でやってはいけないこと
次に、お供え物以外に神棚でやってはいけないことを紹介しましょう。代表的なものとして下記が挙げられます。
- お札を1年おきに新しいものと交換しない
- 神棚に足を向ける
- 掃除をサボる
- お参りをサボる
- 宝くじや預金通帳などを保管する
- 枯れた榊などを飾りっぱなしにする など
うっかりやってしまいかねないものばかりですね。なかでも定期的な掃除やお参りは、その理由を明確に理解しないまま義務化すると長続きしません。理由を把握し納得することで、苦なく自然と続けられるようになりますよ。
やった方がいいのはわかるけど…とついついサボってしまうのは、「何故それをした方がいいのか」をハッキリ理解していないからだったりするわ。
お札を1年おきに新しいものと交換しない
神棚のお札をつくった当初のまま放置していませんか?
お札は1年おきに新しいものと交換するというのが、一般的なきまりです。1年以上経過すると神様の力が弱まり、神棚が意味の無いものになってしまいます。
また、古いお札はそのまま捨てずに、神社で「お焚き上げ」してもらいましょう。お焚き上げとは、想いが込められており捨てにくい品をご祈祷や読経で浄化したあとに焼いて浄火させることです。神社にお焚き上げしてほしい品を入れるポストのようなものがあるはずなので、古いお札をそこに入れればOKです。
初詣の時に古いお札を持っていき、お焚き上げの品として預ける→新しいお札を買って帰るという流れを習慣にしている方が多いです。お守りもお札と同じなので、あわせてお焚き上げ・購入するようにするといいですよ。
神棚に足を向ける
尊敬する人や恩義のある人などに「足を向けて寝れない」と言うことがありますが、神様のいる神棚に対しても同じことが言えます。
神棚に足を向けるのは神様に対して失礼な行為です。
寝室のベッドやリビングのソファーなどは、寝転んだ時に神棚に向かって足を向けることにならないよう配置に気をつけましょう。
掃除をサボる
掃除が大切なことを何となくはわかってはいても、忙しくなるとついつい後回しになってしまいますよね。
しかし神様はきれい好きで、日々のお手入れは必須です。お供えする時に必ずホコリを払うなど、自分なりのタイミングを決めて習慣化するようにしましょう。汚れが溜まりにくい、きれいにしやすい工夫を取り入れるのも、お掃除を習慣付けるポイントです。
ちなみに、ホコリなどを息で吹き飛ばすのはやめてください。人の息は穢れているとされているからです。神棚のお掃除には清潔な布巾などを使いましょう。
お参りをサボる
せっかく神棚を設置したのに、お参りもせずに放置してしまうのは神様に失礼です。
できれば毎日、朝の時間に短い時間で良いので神棚に手を合わせてください。その際に、お供えものを変えて軽くきれいに整えられると◎。
家族の場合は家長、会社の場合は社長などの責任者が代表して行うものとされています。
厳しい場合は、毎月1日や15日にお参りするといいでしょう。
なお、旅行や出張などで家を空けている場合は例外です。お供え物は腐ったり落下したりする可能性があるため、留守にする前に下げておくことをおすすめします。帰宅後、改めてお供えしてください。
宝くじや預金通帳などを保管
神棚に宝くじや預金通帳などを保管する方をたまに見かけますが、原則避けた方がいい行為です。
金運アップを願いたい気持ちはわかりますが、あくまでそれは私欲であり、神様を祀る場所に置くものとしてふさわしくありません。
神様に関係するもの以外は置かないようにしましょう。モノが少ないと掃除も簡単になります。
枯れた榊などを飾りっぱなしにする
枯れた榊などを飾りっぱなしにしてしまうのも良くありません。死を連想させる枯れた植物は穢れであり、神様に対して失礼になります。
神道において縁起がいいとされる1日と15日に全て新しいものに変える人、枯れたものだけを新しく差し替える人など方法は人によってさまざまですが、自分なりのルールを決めておくのは榊を枯れたまま放置しないために大切です。自身のライフスタイルにあわせて設定してみてください。
特に気温の高い夏場や暖房のきいた部屋だと、早く枯れやすいため注意が必要です。
神棚は設置してからがスタート!
自分なりのルールを定めて、習慣づける努力を惜しまないで…。
神棚へのお供え物の配置
基本のお供え物である「お米」「塩」「お水」は配置が決まっています。最初にお米を神棚の中央に配置し、塩、お水の順で並べていくのが一般的です。
しかし、神棚のサイズによって置き方を変えたい時もあるでしょう。前述したルールに則っていれば、ある程度変更は可能です。
ここからは、お供え物の配置について詳しく解説していきます!
神様へ尊敬の意を表すために、作法を守ってお供えしたいわね。
1. 米を神棚の中央に置く
お供え物の並べ方はさまざまありますが、とにかく最初はお米を神棚の中央に置きます。
小さい頃、お米の一粒一粒に神様が宿っていると教えられたことはありませんか?
お米は「神が込め(米)られた作物」であり、古来より神聖なものとしてお供えされてきました。
生米、洗米、炊いたお米いずれもお供えして大丈夫です。赤飯や炊き込みご飯も問題ありませんが、まだ誰も手をつけていないこと、肉を使っていないことが条件です。お供え前に必ず確認してください。
2. 塩を米の右隣に置く
お米を神棚の中央に置いたら、その右隣に塩を置きます。
塩には防腐効果があり、昔は遺体の腐敗を防ぐために使われていました。そんな歴史の中で、朽ちる遺体をできる限り抑える塩は穢れを祓うもの、神聖なものとして扱われるようになったという説があります。
お供えする塩の種類に制限はありませんが、気になる方は食塩より粗塩、岩塩ではなく海水からつくつた塩を選ぶといいでしょう。
3. 水を米の左隣に置く
最後に、水をお米の左隣に置きます。
理想としてはその日一番に使う「初水」が良いとされていますが、無理にこだわる必要はありません。天然水、ミネラルウォーターでも大丈夫です。容器の8分目くらいを目安に注いでください。
お米や塩はルールをつくって決まった日付や数日おきの交換でもいいのですが、お水はできれば毎日交換したいところです。
お供えしたあとは神様のお下がりとして食べる以外にも、庭にまいたり白い紙に包んで処分してもいいわよ。
まとめ:供物には配置やタブーがあるので覚えておきましょう
いかがだったでしょうか。
神棚は神様をお家に祀るとても神聖な場所です。神様に感謝する気持ちが一番大切ですが、お供え物には配置のルールやタブーがあります。せっかくならば何となくで対応せず、正しい方法で行いましょう。
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