精神的に疲れてる人にかける言葉は？いっぱいいっぱいの人や大丈夫じゃない人へのメッセージ

• 「職場の同僚が疲れ切っているようなんだけど、声をかけたらますます落ち込んでしまった。どうしよう。」
• 「最近、彼が仕事が忙しすぎて疲れているようで連絡が来なくなった。心配」

あなたは今、顔が疲れ切っていた同僚が、急に会社に来なくなってしまったことを心配しているところではないでしょうか。

それも、先日、ちょうど自分が励ましたところだったので、そのことが原因だったらどうしようと、頭を悩まされているのかもしれません。

なぜ、「頑張って」という言葉がダメなのか理由もわからず、また、このままほっといていいものかと悩まされていては、ストレスが溜まっていくのも当然です。

一方で、かける言葉を間違えてしまうと、最悪な結果になってしまう可能性もあります。

せっかく力になりたいと思っているのに、かける言葉を間違えて逆効果になるのだけは避けたいですよね。

そこで本記事では、「精神的に疲れてる人にはどんな言葉をかけたらいいの？」と悩むあなたに向けて、以下の内容を解説していきます。

• 精神的に疲れてる人にかける言葉は？
• 精神的に疲れてる人にかける言葉「上司の場合」
• 精神的に疲れてる人にかける言葉「彼氏・彼女の場合」
• 精神的に疲れてる人にかける言葉「ライン・例文」
• 精神的に疲れてる人にかける言葉「名言」
• 精神的に疲れてる人にかけてはいけない言葉は？
• 精神的に疲れている人やうつ病の人連絡する時の注意点
• まとめ：自分だけで考えず専門家のアドバイスも参考に！
• 「精神的に疲れてる人にかける言葉」を検索する人がよく思う疑問４選

精神的に疲れてる人にかける言葉は？

実は、精神的に疲れている人に響く言葉は限られています。

それを知らずに、良かれと思って言った言葉が地雷を踏んでしまうことも多々とあります。

まず、どのような言葉がけがいいのか、理由を知っておくと、応用が効くので便利です。

「それは大変だったね」

精神的に疲れてしまっている人には、まず、共感しながら話を聞くことが大事です。

励ましの言葉や、アドバイスなどは、追い打ちをかけることになるので厳禁です。

優しく、ゆっくりと頷きながら、話の途中で割り込んだりせずに、最後まで話を聞き、

「そうか。それは本当に大変だったね」と、伝えてあげてください。

「いつでも話を聞くよ」

精神的に落ちている人は、人とあったり、話したりする気力も無くなっている場合があります。

「話したくない」のではなく、吐き出すエネルギーが切れているのです。

そんなときは、あせらせずに、まず、「いつでも話を聞くから」という言葉をかけてあげてください。

「話を聞くよ」だと、今すぐ離さなければいけないプレッシャーを感じてしまうので、「いつでも」がポイントです。

そして、話せる距離にいてあげましょう。

「頑張っているのを知っているよ」

精神的に自分を追い詰めてしまう人は、生真面目で頑張り屋さんであることが多いです。

「まだまだ」「もっともっと」と自分を追い込んで、無理を重ねているうちに、プチっと電源が落ちたようになる

場合があります。そして、そんな自分を更に責め続けてしまうのです。

そんなときは、頑張っていることをわかってくれている人がいると、安心します。

そして、少しずづではありますが、ゆっくりと自信を取り戻していきます。

気をつけなければならないのは、「頑張っているのを知っているから、頑張れ！」というニュアンスではなく、

「充分頑張っているのだから、たまには休みなね」という感じでないと、逆効果になってしまいます。

「いつでも味方だよ」

精神的に落ちている人は、自分の存在感を否定したり、自己肯定感が下がっていることが多いです。

そんな中で、「どんなあなたであっても、私はそのままのあなたを受け止めることができる」という存在は

とても心の支えになります。

ポイントは「いつでも」をつけることです。それによって、「時間がかかってもこの人は離れていかない」

という安心感につながります。

「無理しないでね」

精神的に疲れている人の中には、「なにかしないと」「このままではだめだ」と、なにかしていないと落ち着かない状態の人もいます。

なにかしていないと、取り残されてしまったり「いらない人になってしまうのではないか」という不安があるからです。

そんなときは「やらなくていい」ではなく、「くれぐれも無理しないでね」とお声がけしましょう。

「体調には気を付けてね」

精神的に疲れ切っている人は、体にもなんらかの症状が出ていることが多いです。

実際、ストレスから血液の流れが悪くなったり、不眠になったりして、精神だけでなく、

実際に体の病気を発することも少なくないからです。

そんなときは、「具合悪そうだけど、体調は大丈夫？」と、お声がけするのもよいかもしれません。

「体調が悪いからかもしれない」と思うことで、ゆっくり休むことを考えてくれる可能性があります。

「大丈夫だよ」

精神的に滅入っている人は、「このままダメになってしまうのではないか」と、頭の中が落ち込みと

不安でいっぱいになっている可能性が高いです。

ただ、気をつけなければいけないのは、安易に「大丈夫」という言葉だけを投げかけることです。

その人との関係性によっては「大丈夫じゃないから、こうなってるんだ！」となってしまうからです。

状況によっては「うん。人生長いからね。きっと今は、そんなとき、なだけだよ」というニュアンスで

「大丈夫」を伝えてあげてください。

「いいことがあるよ」

精神的に疲れているときは、集中力が欠けているので、失敗やうっかりの連続になってしまい、

負の連鎖に陥っている可能性があります。

「なにもかもうまくいかない」そんな気持ちでいっぱいになってしまっているのかもしれません。

そんなときは、「もしかしたら、なにかの変わり目かもしれないよ。次のチャンスがきたときに、すぐに

動けるように、パワー溜めておこう！」と、「いいこともある」ことを予定しておくとよいかもしれません。

「何かやりたいことはある？」

精神的に疲れているとき、頭の中がいろいろなことでパンパンになってしまっている場合があります。

そうなると、それ以外のことが頭に入らなくなってしまうので、考え方に柔軟性がなくなります。

本当は、そんなときだからこそ「息抜き」という形で「やり過ごす」ことが大事になってきます。

やるかどうかは別として、何かやりたいことはないかを、こちらから聞いてあげるのもよいかもしれません。

「あなたがいると心強い」

精神的に疲れ切ってしまっているときは、エネルギー不足なので、ネガティブな状態になりやすいです。

「私は世の中に必要とされていないのかもしれない」

そんな思いでいっぱいの可能性も。

そんなときに、「あなたがいてくれるおかげで」という言葉をもらえたら、どんなに嬉しいでしょう。

「応援してるよ」

心が疲れている人に「頑張れ」などの声がけは絶対にダメ、と言われていますが、

「どんなあなたであっても、私はいつでも応援しているから」というスタンスでいることは大事です。

あくまでも「応援しているから頑張れ」ではなく、「見守っているよ」です。

少しでも元気が出てきたときに「あなたがいる」ということだけで、背中押ししてくれる存在になれていると、

自己肯定感が上がる切っ掛けになります。

「うまくいくよ」

精神的に疲れ切っている人に、気を遣って「うまく行くよ」という言葉を投げつけても、

そのときは「うまくいかないことばかりだから、こんなになっちゃったんだ」と否定的になってしまう

可能性もあります。

しかし、忖度無しにフラットな気持ちで「え？なんで？うまくいくんじゃない？」というスタンスで

言うことができるなら、それはとても有効です。

キョトンとしているあなたの態度に、「あれ？もしかして、今回はたまたまうまくいかなかっただけかな」という、

一筋の光を見出すことができるからです。しかし、これは信頼関係が成り立っていることが条件です。

精神的に疲れてる人にかける言葉「上司の場合」

部下が精神的に疲れ切っている様子が見えた場合。

「元気なさそうに見えるけど、なにかあった？」と、さりげなく、「ちょっと気になったから」という

スタンスで声がけするのが良いかもしれません。「元気なさそうだけど、仕事は大丈夫？」という声がけはNGです。

「元気なさそう」という本人への心配より、「仕事は大丈夫か？」という、業務への心配を優先しているように

聞こえてしまう可能性が高いです。

元気がなさそうで気になったときには、まず、「ちょっと元気がないみたいですね。どうかなさったんですか？」「最近、口数少ないから気になっちゃって。元気ないな、と思って」と「何かあった？」と当たり障りのない調子で聞いてみましょう。

PRESIDENT OnLine ｢元気なさそうだけど…｣不調気味の部下に絶対言ってはいけない”声かけフレーズ” より引用

精神的に疲れてる人にかける言葉「彼氏・彼女の場合」

付き合っている大事な人が精神的に疲れている姿を見ると、いてもたってもいられなくなってしまうと思います。

しかし、そんなときこそ、一緒のテンションにならず、ゆったりと「受けとめる」姿勢でいることが大事です。

そして、ひたすら話を聞くこと。そのときは、途中、口を挟むことは一切せず、「わかる、わかる」と

肯定的に受け止めることが大事です。自分の意見を言うのも無しで。

そして、「私はいつでもあなたの味方だから」と言うのが良いかもしれません。

精神的に疲れてる人にかける言葉「ライン・例文」

精神的に疲れている人は、人と会ったり話したりするパワーが残っていない場合があります。

そんな、会えないときに重宝するライン。

シンプルにどんな言葉を使えば良いのか。いくつかのパターンを見てみましょう。

精神的に疲れてる人にかける言葉（line）

「あなたは、あなたが幸せになるために生まれてきてるんだから、自分の幸せを一番に考えてね」

自分を置き去りにして疲れ切っている人には、ハッとする言葉になるかもしれません。

落ち込んでる人にかける言葉（line）

「それで世の中がひっくり返るわけじゃないし、地球が滅びるわけじゃないから大丈夫」

視野が狭くなっていて「これしかない」と思っている人には、笑ってしまうようなとんでもない規模の話を

するのもひとつの手です。

病んでる人にかける言葉（line）

「いつでも声かけて。あなたはひとりじゃないから。私がいるからね」

「誰かがいつも気にかけてくれている」「ひとりではない」と思えることは、そのときは頭ではわからなくても

感覚で気づいている可能性があります。

精神的に疲れてる人にかける言葉「名言」

◉つまづいたり　ころんだり　するほうが　自然なんだな　人間だもの（相田みつよ）

◉ぐちをこぼしたっていいがな　弱音を吐いたっていいがな　人間だもの　
たまには涙をみせたっていいがな　生きているんだもの　（相田みつよ）

◉終着点は重要ではない。旅の途中でどれだけ楽しいことをやり遂げているかが大事なんだ
（スティーブ・ジョブズ）

◉休憩とは回復であり、何もしないことではない（ダニエル・W・ジョセリン）

精神的に疲れてる人にかけてはいけない言葉は？

精神的に疲れ切っていると、普段は気にならないような言葉も、急に捉え方が変わってしまうようになります。

特に「頑張って」とか「心配してるよ」など、励ますつもりでいった言葉は、疲れている人にとっては逆効果になってしまいます。

参考までに、うつ状態の人に言ってはいけない言葉を見て見ましょう。

「頑張ってね！」→「精一杯やってきたのに、もっと頑張らなきゃダメなのかな」

「早く元気になってね！」→「早く元気にならないといけないのかな」

「落ちこまないで」→「落ち込んでいる自分は、迷惑になっているのかな」

「元気になるのをみんなが待ってるよ」→「みんなに心配をかけてしまっているんだな」

「いつまでもクヨクヨしないで」→「そういられたら、こんなに苦労はしないのに」

LITALICO 仕事ナビ「うつ状態の人に言ってはいけない禁句とは？ 未来に希望を」 より引用

精神的に疲れている人やうつ病の人連絡する時の注意点

直接あったり、電話をするようなことはしないようにし、連絡はメールやラインなどにしましょう。

そして、内容は簡潔に。返信はなくてもいい感じにしておく方が良いです。

心配かもしれませんが、頻繁には連絡しないことが大事です。

その時は、業務連絡のような、機械的で冷たい文面ではなく、やわらかい言葉を使うと良いかもしれません。

「最近、青や紅色の朝顔を見かけるんだよね」などと、時期の風景を思わせるような余談を一筆入れても

和むかも。

まとめ：自分だけで考えず専門家のアドバイスも参考に！

ポジティブなエネルギーな人が、ネガティブなエネルギーは相入れないものです。

わかろうとしても、空回りしてしまうことが多いです。

無理をして逆効果を生んでしまうことにならないために、プロの方や専門家の方に手を借りることも

考えてみましょう。

「精神的に疲れてる人にかける言葉」を検索する人がよく思う疑問４選