四十九日にかける言葉「友達の場合」｜メールやメッセージ・ラインの例文も紹介

• 「友達のご両親が亡くなって、何か声をかけたいけれどどうしたらいいかわからない…気をつけるべき点は？」
• 「身近な人を亡くした友達を励ましたいけれど、LINEなどで連絡しても大丈夫？」

歳を重ねていくと、友達の祖父母、ご両親が亡くなったという訃報が届くようになります。

小さい頃からの付き合いだと、友達のご両親と面識がある人というも多いでしょう。訃報は突然ですから、「お世話になったし何か友達に声をかけたいけれど、どうしたらいいかわからない…」と悩むのは当然のことです。

身近な人の死というのは、非常に深い悲しみに襲われます。特に命日から数えた49日間(四十九日)は、亡くなった悲しみに加えてお葬式などの対応で忙しく連絡には注意が必要です。

また、人が亡くなった時にかける言葉にはマナーやルール、定型文があります。せっかく友達を励まそうと連絡したのに、マナーやルールがわからず相手に迷惑をかけてしまうのは避けたいですよね。

そこで本記事では、「最近、身近な人を亡くした友達にどう連絡したらいいんだろう…」と悩むあなたに向けて、以下の内容を解説していきます。

• 四十九日にかける言葉・友達の場合に適切なのは？
• 四十九日に友達へかける言葉やメールのポイント
• 友達に贈るお悔やみメッセージの例文
• 一般的な四十九日に関係するマナーや注意点
• 四十九日以外にかける言葉や例文

四十九日にかける言葉・友達の場合に適切なのは？

原則、お悔やみの言葉と故人との思い出や感謝の気持ちを手短に伝えることが大切です。

それは亡くなった直後は、お葬式の対応などでかなり多忙にしている可能性が高いからです。

友達へのお悔やみの言葉は、「お悔やみ申し上げます」「悲しいお知らせに、信じられない気持ちです」「突然の悲報に悲しみでいっぱいです」などがいいでしょう。

親しい仲の友達の場合は、上の言葉を伝えた上で「悲しみでいっぱいで、何も手につかないかもしれないけれど、今は少しでも落ち着けるようにと願っているよ。「私でよければ、いつでも連絡ください。」など声を掛けてあげてみるといいでしょう。

また、「再三」「重ね重ね」といった繰り返す言葉を使わないよう注意しましょう。これらは不幸を繰り返すようなイメージを与える「忌み言葉」の一種です。

また、死や死亡など直接生死を表現する言葉も忌み言葉なのでNGです。「亡くなる」「逝去」「ご生前」「お元気な頃」などに言い換えます。

身近な人を亡くした直後は精神的にまいって些細なことにも傷ついてしまうかもしれないため、どんなに親しい間柄でも気遣いを忘れないようにしましょう。

四十九日に友達へかける言葉やメールのポイント

相手との関係性によっては、対面や手紙、電話に限らずメールやメッセージアプリで連絡しても悪いことではありません。

さまざまな対応に追われて、好きなタイミングで見れるメッセージアプリの方が助かるという方もいらっしゃいます。

お悔やみの言葉は、口頭でも文章でも変わりはありません。忌み言葉を避け、簡潔にまとめます。

メッセージアプリのスタンプ機能は使わない方が無難でしょう。カジュアルな印象を与えるからです。

やり取りもダラダラと続けず、キリのいいところで「忙しいと思いますので返信はいりません。つらいときはいつでも話を聞くからね」と相手を気遣う言葉や返信しなくて済む配慮を心がけましょう。

友達に送るお悔やみメッセージの例文

四十九日のお悔やみメッセージの例文

謹んでお悔やみ申し上げます。

生前、私も𓏸𓏸さん(故人)にお世話になったので悲しみでいっぱいです。他のご家族のみなさまは元気にされていますか？

大変な時期かと思いますが、どうか無理をなさらずご自愛ください。心よりご冥福をお祈りします。

→四十九日は身近な人を亡くした直後なので、友達やその家族は悲しみにくれていると思われます。

なので、その気持ちに寄り添うようなメッセージを入れるのがポイントです。

命日に送るメッセージの例文

早いものであれから𓏸年が経ちましたね。改めて、𓏸𓏸さん(故人)のご冥福をお祈りいたします。

元気にしていますか？家族の皆さまの健康をお祈り申し上げます。

→月日を振り返るようなメッセージと、相手とその家族の健康を願う言葉を添えるといいでしょう。

お花を送る場合は、「ささやかですが、お花をお送らせていただきました」など、その旨も記載します。

初盆に送るメッセージの例文

初盆を迎えるにあたり、改めましてご冥福をお祈り申し上げます。

ささやかですがお花を送らせていただきました。当日はお参りにいくことができず、遠方より合掌させていただきます。

暑さ厳しき折柄、ご自愛ください。

→お参りに行けない際によく使うのが、「遠方より合掌させていただきます」です。

お盆は夏なので、季節にあった挨拶にするのもポイントです。

一般的な四十九日に関係するマナーや注意点

四十九日にお疲れ様の言葉は間違っている？

字面として忌み言葉のように感じてしまうかもしれませんが、四十九日において「お疲れ様」の言葉は絶対ダメというわけではありません。

もし気になるようであれば、「慣れないことで大変だったでしょう、あまり無理をなさらないようにね」「お力添えできることがあったら言ってくださいね」などに言い換えるといいでしょう。

四十九日に遺族にかける言葉は？

「お悔やみ申し上げます」「𓏸𓏸さんが亡くなったと聞いて驚きました。生前とてもお世話になったので悲しみでいっぱいです」「つらいかと思いますが、お体に気をつけてください」などです。

関係性などによって多少言葉を和らげても大丈夫です。礼儀正しく振る舞いつつも、他人行儀な感じにならないようにしましょう。

なお、相手から言わない限り死因を聞くことはタブーです。

四十九日に親戚にかける言葉は？

「この度はご愁傷さまです」「𓏸𓏸さんには生前とてもお世話になりました」「お悔やみ申し上げます」などです。

親戚との面識は無い場合が多いと思いますので、故人とどんな関わりがあったか簡単に説明できるといいでしょう。

四十九日お供えに添える手紙の書き方は？

一般的には便箋(一筆箋)に手書きと言われていますが、はがきで簡単なお悔やみ状を送るケースもあります。

手紙が嵩張り重たくなってしまうと「不幸が重なる」というイメージに繋がるため、便箋と手紙はそれぞれ1枚に収めましょう。デザインはシンプルなものがいいとされています。

また、訃報が届きしだいすぐ送るのがマナーです。

通常のお悔やみの言葉と一緒に、「せめてものお花をお送りいたします」「御仏前にお備えください」と添えます。

四十九日以外にかける言葉や例文

大切な人を亡くした際にかける言葉の例文

突然の訃報にとても驚いています。大切な人を亡くした悲しみは、計り知れないものとお察し申し上げます。

大変な時期だと思いますが気を強く持って、ご自愛ください。何か手伝えることがあれば、遠慮なく言ってくださいね。

→悲しみに寄り添い、相手や家族の健康を願うメッセージにするといいでしょう。言ってしまいがちですが、「元気を出して」「気を落とさないで」といった無理に前を向くような言葉は避けた方が無難です。

身内が亡くなった人にかける言葉やラインの例文

つらいときに連絡してくれてありがとう。

突然のことで驚いています。故人のご冥福をお祈りし申し上げます。

しばらく大変かもしれないけれど、あまり無理をしないでください。いつでも話を聞くからね。

→LINEでよくやり取りしているような親密な相手であれば、多少言葉を崩すのもありです。

とはいえ、あくまでフォーマルなやり取りのため、スタンプ機能の使用は極力避けましょう。

まとめ：言葉をかけるときは友達を思いやる言葉を！

いかがでしたか？

訃報は突然訪れますから、覚えておきたいメッセージばかりだった思います。

しかし、大切なのは友達を思いやる気持ちです。ルールやマナーを気にしすぎて硬い文章になると、他人行儀のように冷たく感じてしまうかもしれないので気をつけてくださいね。

「四十九日 かける言葉 友達」を検索する人がよく思う疑問４選